禅問答みたいな料理だ
(西日本新聞)
秋の行楽シーズン。運動会や地域の集まりで
食べた方もいるのではないだろうか。
丸天や角天とちくわを一口大に切って甘辛く煮た定番おかず。
「あ、あれね」と県民ならほとんど思い当たるようだが
料理店ではまずお目にかからない。
しかも呼び名は県内で二分されるという。
大手検索サイトでもほとんどヒットしない、
謎の県民食を追ってみた。
「料理と言えるのかどうか分からないが、
丸天とちくわを切って醤油とみりんと砂糖で煮るだけ。
好みでタカノツメを入れたり、
ゴマを振ったりですね」とのこと。
佐賀市の野中蒲鉾に尋ねたところ
「佐賀ではちくわてんぷらです。丸天とちくわを
100枚ずつ買っていかれる方もいますよ」。
一方、鳥栖市内の焼き鳥店で常連客に尋ねたところ、
仮説とは違って「てんぷらちくわ」派が多数。
ちくわとてんぷらのどちらが先か、
なぜか強いこだわりを持っている人が多いようだ。
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