体験移住、ホテル代わり 効果に疑問符 北広島市など事業撤退
(北海道新聞)
道と道内市町村が取り組む移住体験事業「ちょっと暮らし」が、
曲がり角を迎えている。
移住を考える人に家具や家電を備えた体験住宅で暮らしてもらい、
実際の移住につなげる狙いだが、
観光目的でホテル代わりに利用する人も多く、
費用対効果を疑問視する自治体が事業から撤退しているためだ。
北広島市は10月末で、2014年から続けてきた移住体験事業を
打ち切った。
市町村の担当者を悩ませているのが、実際は移住する気がない
観光目的の「リピーター」の存在だ。
ホテルや短期賃貸マンションより安価で滞在できるため、
各地の移住体験を渡り歩く。
市町村の多くが事前に移住体験の希望理由などを書き込む申請書の
提出を求めているが、
「そういう人ほど移住したい気持ちが伝わるような作文がうまい」
(自治体関係者)という。
富良野市も09年度から「お試し暮らし住宅」を提供してきたが、
夏の観光シーズンにホテル代わりに泊まる利用者が増え、
昨年度末で住宅を廃止した。
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